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13:アドルフに告ぐ

WHATSMAN@NNN

「疾走感」のある漫画ってのがある。
この場合の「疾走感」ってのが、
勝手な俺定義なため、
分かりづらいかも知れないが、
簡単に言えば、

「物語がスピーディーに展開し、
なおかつ、
“次にどうなるんかっ”(@胸中)
と読者を惹きつけまくりながら、
話が進んでいく」

ッて感じ。
当然ジャンルにもよるが、
俺はこの「疾走感」のある漫画が好きだ。
途中で、全くダレないってのも
重要な要素の一つと言っていい。
思わず、

「寝るのもわすれて、最後まで読んでしもうた」

のパンチラインをはき出してしまうかどうかも、
一つの指針となるだろう。
ずばり、
眠い目を擦りつつも、
最後まで読んでしまいてえ、って程の漫画。

で、今日、紹介する漫画がまさにそれ。
恐ろしいまでに完成度の高い長編漫画。
漫画の枠を完全にはみ出したクラッシック。

「アドルフに告ぐ」@手塚治虫大先生。
ado

ついに出した@俺胸中。
もっとも古典というべき漫画の一つ。
これを俺ごときが紹介することすら
おこがましいのは百も承知だが、
これほどのブツをあげんわけにもいくまい。
っていうか、
手塚先生作品をこれまでも、
何度も上げようと思ったが、
マジでビビッて上げられなかった。
が、行くしかねえ。前に行く。

「一歩前の この道を行かなければ
だって僕は僕を失う為に生きてきたんじゃない」(@逆流/長渕)

ってことだ。

まあ、いきなり「火の鳥」を上げるほど、
俺も腹が据わってないので、
まずはこの「アドルフ」からだ。

まずは@ECD、
手塚治虫大先生の簡単なプロフィールから。

*******************

●手塚治虫
1928年大阪生まれ。
小学生の頃から漫画を書き始める。
46年、18歳のときに、「少国民新聞 大阪版」で
四コマ漫画『マアチャンの日記帳』でデビュー。
翌47年には、酒井七馬原作の『新宝島』が
40万部という大ヒットし、話題となる。
戦争体験から医学の道を目指し、
大阪大学医学部卒業後、
医師国家試験に合格するが、
結局漫画家としての道を歩み始める。
その後も数多くの連載・単行本を手がけ、
多くの漫画家、ファンに影響を与えた。
また、漫画の世界だけでなく、
特にアニメーションに対しても
多大な功績を残している。
63年には、日本初の連続TVアニメとして『鉄腕アトム』が、
65年には日本初の連続カラーアニメとして『ジャングル大帝』が
放映されるなど、
TVを通じて、多くのアニメファンも生み出した。
手塚作品は世代を超え、
現在も多くのファンに愛されており、
また、日本だけでなく、
アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国でも
高い評価を得ている。
主な作品は、『ロストワールド』
『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』
『リボンの騎士』『火の鳥』
『マグマ大使』『ブラックジャック』など。
1989年没(享年60歳)。

(http://www.fukkan.com/group/?no=208)
*********************

「ブラックジャック」(いつかあげんといかん)などを
読んでいれば分かるが、
「医学への精通振りが半端ねえ」
と思っていた輩は、
医学博士ってのに納得したはず。
※「きりひと賛歌」もキワモノ医学SHIT。

医者にならずに漫画家になるって
俺らとはまるで次元が違う。
いや、そもそも、
漫画家というのは、
そのレベルの職業なのだろう。
マジで甘くねえ世界。
それだけの才能を求められる領域だ。

話はずれるかもしれんが、
ある将棋指しが言った言葉を思い出した。

「兄貴たちは頭が悪いから東大へ行き、
私は頭がいいから棋士になった。
その証拠に、3人合わせた収入より私の方が多い。」
(@米長邦雄)

はぁぁぁぁってところ。
まじで「クソスゲエ」だ。
っていうか、
RAPPERってのも、
本来はそのレベルのもので無くてはならない
と、おれは思う。
偉大な哲学者であり、
思想家であり、先導者であり、
詩人であることが求められる。
生半可な気持ちでマイクを掴んでいるラッパーは
すぐにでもマイクを置いて欲しい。
レベルを下げてほしくない。
ジェルーなどは自らを予言者とまで言っている。
まあ、当然、曲によりけりってのはあるけどね。えへへ。

一応、軽く米永邦雄氏の説明もコピペしとく。

************

【米永邦雄】
永世棋聖。
経 歴 昭和18年山梨県生まれ。
38年将棋のプロ棋士となる。
棋聖戦で初タイトルを獲得後、
現在まで数々のタイトルを手中にする。  
平成7年末、史上4人目の1000勝を達成。
その棋風と人柄により「さわやか流」と呼ばれている。  
また、講演や新聞・雑誌等での執筆活動において、
独自の勝負観・人生観を展開している。  
http://www.coco-de-sica.com/lectur/lecturer/yonenaga-k.htm

*************

「さわやか流」って
「なんかそれはっ」
としか言いようがねえ。
写真を見たが、確かにさわやか。
ちなみに俺の心に吹いとる風もクソさわやか。
前田慶次バリって言われとる。
目が見なくても分かるらしい(@猿飛佐助の妹)。
ちなみにセイショウ@NNNの心の風は
下水処理場のそばの臭いを運んでくる。
クソ汚いやり口を持っているだろう。
オオニシ@AREA0832などは、
下水の匂いを口から吐き出してくる。
あれは、モノホンの歯槽膿漏。
マジで勘弁してくれ。
関係ないが、
DANの家(@モセキ)のあたりは臭いそうだ。
関係ねえな、これも。
っていうか、相変わらず、
軽自動車のアクセルを
べた踏みしてるんですか?>DAN

話がそれすぎた。戻すぞ。
そう、手塚先生。

昔は、漫画は低俗なモノという扱いを受けており、
文化および芸術とはみなされていなかった。
それを、手塚先生が変えた。革命。
これまでの枠にはめられた漫画を確実に越えた。
その道のりは、マジで険しかったはず。
挑戦の連続だっただろう。
映画を思い浮かべてしまう大胆コマ割りなど
表現方法についても、新たに開拓している。
詳しくはしらんが
少女漫画特有の瞳の中の星についても
先生が発明し、改良を加えたものらしい。

また、内容がとにかく多種多様。
さまざまな題材が扱われている。
手塚作品は量が膨大にあるので、
俺自身、読んでねえ漫画もまだまだある。
で、読んでネエのを読むたびに、
懐の深さ、またその引き出しの多さにまじで唖然となる。
しかもどれも、深いテーマがあったりするから、
「クソ恐ろしいっ」だ。
この辺のバラエティの豊かさは、
クラシックを生み出す基礎となる。
一つの作品の中にも、
いろいろな要素が詰め込まれいる。
陳腐な言い方かもしれんが、
「天才」と言う言葉がマジでふさわしい。
もしくは「神様」と呼んでいいかもしれん。
たしか、俺の好きな芸人、
千原兄弟のJR aka 千原靖史の弟(@ダイナマイト関西)
のコメントにこんなのがあったらしい。

「俺の尊敬する人は、手塚治虫は別として…」@JR。

完全に別枠で、クソ上に置いとるのが分かる。
※これは地元のミヤ情報なので、ウソかもしれんが。
※千原兄弟について、当HP右側コーナー
「道々の者」で紹介してるで、暇な人は是非。

まあ、なんにせよ、それだけの大物。

で、そろそろ本題。
つまりは「アドルフに告ぐ」。
とにかく呼んで欲しいので、
ありがちなあらすじだけをざっと紹介。

長編小説。昭和60年作。

第二次世界大戦当時の日本とドイツが舞台。
3人のアドルフという名前をもつの男の運命が絡み合う。
ネタバレすんのがいやなんでかきたくねえが、
3人のアドルフの内の1人は
言わずと知れた「アドルフ・ヒトラー」。
「ヒトラーの出生の秘密」ってのがキーワードか。
とにもかくにも@YURA
読んでくれ。
ジャンルで言えば近いのが、
数年前にクソ売れた

「モンスター」@浦沢尚樹氏。

結構近い臭いを出していたが、
やはり神の域(@CQ)には達せなかった。
モンスターも面白かったんだけど、
神には勝てん。
俺の言う「疾走感」はあったのだが、
終盤のもたつきが残念でならないってところ。
そちらの方も、よんでみては。
っていうか、
逆にモンスターが好きな人は、
絶対満足するはずなので、是非。


ちなみに この「アドルフに告ぐ」。
掲載誌はマンガ雑誌ではなく、
週刊のジャーナリズム雑誌「週刊文春」だったらしい。
これだけでも、圧巻よ、まじで。
編集長から
「徹底的にシリアスな大河ドラマを」
って言われたらしく、それに応えた内容。
手塚治虫の青年マンガ系の中でも、
ひときわ輝いてる社会派作品。

俺的には、
文庫本タイプを所有。
そのタイプなら、全五巻。
ちなみに、俺のは446に借りパクされた。
返せ>446。

きょうはこれくらいで。
ピース。




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